247号 26年7月1日発行

今年は早めのプール開き

 2011年、震災後、園庭の実のなる木、赤チャン組の庭の木を伐採し、木陰で食事をしたり遊んだりできずにいました。三年経ち、少しづつ木陰で生活できるようになってきました。

 今年は5月後半から暑い日が続いたりして早目のプール開きとなりました。

まだ、変わりやすい天候でもあるので、雨が降れば傘をさして雨のお散歩を楽しんでいます。

 

 6月7日保育参観、保育集会 ご苦労様でした。

子どもたちの前期のリズムあそびをご覧頂きました。

いつもはひとりで元気にリズムをしていてもお父さん、お母さんの顔を見ると普段の姿をみせてくれない子どもさんもいましたが、とんび、年長さんを見て頂いてもわかるようにこの頃の年れいになるとステキな姿を見せてくれると思います。

我子の成長に見通しをもちながらゆったりと子育てしていきたいですね。

メディア漬けで子育てしにくい今!

 保育集会の中でも少し触れさせてもらいましたが、当、さくらんぼ保育園の子どもたちと生活していて強く感じさせられています。

 

 36年前「テレビに子守をさせないで」(岩佐京子 著)という本が出版されました。

“この頃の子どもたちの集中力は15分しか続かない 

与ええられたものをただ受け取るという受け身の姿勢が強くなって積極的な探究心がなくなった。”これはテレビの影響ではないだろうか?

という内容でした。「うちの子はテレビの前に寝かせておくと集中してじーっと見ています」とお話を聞いたことがありますが、それは動く画面を目で追っているだけなのです。テレビに子守をさせ、手抜きの子育てとも感じられる母と子のコミュニケーション不足 母子関係の希薄さが見え始めたころでした。

 

 20年ぐらい前にはテレビゲームが出はじめ、そして誰しももつようになったパソコン、ケイタイ、子どもたちのまわりには機械音、電磁波に取り囲まれている状況の中で生活しているのです。

ここ何年か前から気になっています。
0才から入所っしてくる赤チャン、だっこして“交なかい”をしようとしても目が合わない、笑わない、泣かない赤チャン。手のかからない要求が弱い赤チャン、そして緊張が高く、反って抱きづらい子どもさんが多くなっているのを感じています。
 2~3才になると言葉が出ないと入所してくる子どもさんも増えており、名前を呼んでも振り向かない、視線が合わず多動で絵本に興味を持たない。
 4~5才 会話が成り立たず、人の話を聞いて理解し行動することが難しい、無意味に人を殴る、蹴る、落ちつきがなく絵本、紙芝居等見ていられない。
 年長さんになり課題を通して見えるのが集中できずまわりが気になり、見続けることが大変で取り組む時間が短い。絵を描くこと(想像する、思考する力が育っていないため)が苦手と子ども自身が感じてしまう。―等 いろいろな姿が現象として見られます。

 私たちの保育の中で大切にしている事、それは豊かな環境の中で五感を育て脳を太らせていく大事な時期です。
【脳の重さ:生後 400g、1年後 800g、3年後 1,100g、6~7年後 1,450g(90%完成)】
見る事、光や音を感じる後頭葉は使われているが、思考力、想像力、理解する力、判断する力が育つ前頭葉が使われていません。

 

 小さいクラスの懇談会でぐずったり、ねだられたいるすると つい、スマホを我が子に与えてしまうという家庭が8割いらしたのに驚きました。ケイタイは大人の物として考えなければいけないと思います。こうして子育てしにくい社会環境だからこそ、私たち大人がより良い環境づくりに努力していきたいものです。

7月の日程

1日(火) 運協
2日(水) 4才M
3日(木)~4日(金) 園長会議(郡山)
6日(金) 被災地見学(斉藤公子資料館主催)
7日(月)~ 岡山県 松浦さん支援来園
8日(火) カレンダー会議
9日(水) お弁当の日・給食M
10日(木) 3才M
11日(金) 2才M
11日(金)~12日(土) 給食部会(本宮)
13日(日) 大バザー
14日(月) 1才M
16日(水) 0才M
25日(金) 防災訓練
26日(土) 学期末職員会議